2010/10/09

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What inspires you in life? What makes you want to reach for the stars and do something truly extraordinary? 不妊症の定義*不妊症*不妊治療*漢方解説<br/> <br/> 定義<br/> <br/> WHOによる定義は「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠に至れない状態」となっている。なお、妊娠に至れない状態を原発性不妊、一度以上の妊娠・分娩後妊娠に至れない状態を続発性不妊と区別する場合もある。<br/> 日本では正常なカップルでは妊娠を希望し性生活を行った場合は6か月以内に65%、1年で80%、2年で90%、3年で93%が妊娠にいたるとされている。よって日本においては、妊娠を望んでいるカップルの約10%が不妊症であるとされている。なお、男性側に問題があるケースが約40%、女性側に問題があるケースが40%、両性に問題があるケースが15%、原因不明な場合が5%あるとされている。一方で妊娠するのだが、習慣性流産となってしまう場合を不育症という。不育症は広義の不妊症の一部に組み込まれることもあるが基本的には概念が異なる。<br/> <br/> 不妊の歴史<br/> <br/> 従来、不妊の原因は女性側にあるとされ、長期間妊娠できない女性は夫ないしその家族から離縁されることもあり、またそれは慣習的に認められていた。同様に女児ばかり妊娠する女性も離縁の対象になることがあった。 しかし前述の通り不妊の原因は男女ともに存在し、女児ばかり妊娠する場合は男性側に存在する場合が多い。<br/> <br/> 原因<br/> <br/> 性分化異常<br/> <br/> 半陰陽、ターナー症候群、クラインフェルター症候群、先天性副腎皮質過形成、精巣性女性化症候群などは不妊となることがよく知られている。Y染色体上の異常など様々な遺伝子異常、染色体異常が知られているが、基本的に以下に述べるような女性不妊、男性不妊の概念で理解可能である。<br/> <br/> 女性不妊<br/> <br/> 妊娠を行うには排卵し、受精し受精卵の輸送を行い、着床をする必要がある。これらのうちどれかが障害されると女性因子による不妊症となる。内分泌・排卵因子、卵管因子、子宮因子に分けて考えると理解しやすい。頻度として最も多いのは卵管因子によるものである。<br/> <br/> 内分泌排卵因子<br/> これらの異常は無月経など月経異常を伴うのが一般的である。視床下部下垂体系の異常、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群、早期卵巣機能不全、黄体機能不全などが知られている。続発性無月経は非常に頻度が多い疾患であり、特に視床下部性のものが多い。原発性無月経は極めて稀である。無月経の原因を纏める。<br/> 視床下部性<br/> 原発性としてはカルマン症候群、フレーリヒ症候群、ローレンスムーンビードル症候群などがある。続発性としてはキアリフロンメル症候群、アルゴンツデルカスティーユ症候群、神経因性食欲不振症、体重減少性無月経などがあげられる。カルマン症候群は無嗅覚症を合併する遺伝性疾患であり、視床下部におけるゴナドトロピン産出の低下、全身奇形を伴う症候群である。フレーリヒ症候群は女性型の肥満、性器の発育障害を2主徴とする症候群であり、視床下部に器質性疾患をもつ。頭蓋咽頭腫によるものが最も多く、視覚異常や頭蓋内圧亢進症を伴う場合が多い。ローレンスムーンビードル症候群は肥満、網膜色素変性、多指症、合指症、生成ん機能障害、家族内発症を6主徴とする疾患であり、低身長、視神経萎縮、片側腎欠損、難聴、夜盲、尿毒症、精神障害を伴うこともある。キアリフロンメル症候群は妊娠・授乳に関連して起こる視床下部性高プロラクチン血症である。アルゴンツデルカスティーユ症候群は妊娠、授乳に無関係におこり、トルコ鞍にも異常がない視床下部性高プロラクチン血症である。<br/> 下垂体性<br/> 原発性としては先天性ゴナドトロピン欠損症などがあげられる。続発性としてはシーハン症候群、フォーブスオールブライト症候群、下垂体腺腫などがあげられる。フォーブスオールブライト症候群は下垂体に器質性疾患(大抵は腺腫)が存在するため高プロラクチン血症にいたった場合である。<br/> 卵巣性<br/> 原発性としてはターナー症候群などがあげられる。続発性としては多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、早発卵巣機能不全、卵巣摘出などがあげられる。早期卵巣機能不全とは40歳未満で高ゴナドトロピン性低エストロゲン血症(閉経パターン)となる。卵子が0となったときや、FSH、LHの感受性が著しく困難になった場合である。一般に排卵誘発は極めて困難である。<br/> その他、子宮性、腟性といった無月経も存在する。<br/> 卵管因子<br/> 卵管が原因となるものとしては、卵管留水腫や卵管間質部の閉塞が知られている。卵管留水腫はクラミジア感染症によっておこる、卵管采、卵管采周囲の癒着である。卵管間質部閉塞は子宮内膜症やクラミジア感染症などで反復炎症にいたった結果として起こる。これらの障害がおこると卵子、精子の輸送や相互作用が阻害され不妊にいたる。特にクラミジア感染症は不妊症にいたるまで無症候であることが多く注意が必要である。クラミジア感染症はまれにフィッツヒューカーティス症候群という肝周囲炎を起こす。若年女性の上腹部痛の鑑別として重要である。また不妊症にいたらなくとも炎症によって卵管の輸送能が低下すると子宮外妊娠も起こしやすいので注意が必要である。<br/> 子宮因子<br/> 殆どが子宮の形態異常である。子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜症、アッシャーマン症候群などが知られている。免疫学的異常として子宮頸管に抗精子抗体が存在することがある。この場合はヒューナーテスト(2日間禁欲し、性交後に頚管粘液を採取し運動性のある精子が10個以上あれば正常である)を行い頚管粘液と夫精子の相互作用を評価する。性交せずに評価するには頸管粘液を採取し、精子が頸管粘液に進入するのかを調べる方法も存在する。<br/> <br/> 漢方で不妊症の悩みさようなら! 不妊症でお悩みの方はTBS「世界のスーパードクター9」に取り上げられた<br/> 銀座玄和堂診療所は<b> こちら </b>からどうぞ!<br/> ------------------------------------------------------------------------<br/> 【PR】どこの携帯からでも国内・全世界の携帯・固定へ1回10円の接続料のみ。<br/> 何時間かけても通話料無料。提供は英国GWN。順次100カ国で運用開始。<br/> <b>確認はこちらから。</b><br/> ------------------------------------------------------------------------
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What's the biggest IT security worry for your business and how are you addressing it? 不妊症の診断*不妊症*不妊治療*漢方解説<br/> <br/> 不妊症の原因は指摘できないことが多い。異常が治療可能な場合は原因疾患の治療を行い、異常が認められない場合はタイミング法をまず指導され、半年間試して無効ならば人工授精、ART(体外受精や顕微授精)が考慮される。<br/> <br/> 不妊症スクリーニング検査<br/> <br/> 医療介入が必要な不妊症の診断のために不妊症のスクリーニング検査がある。内分泌排卵因子の検査項目としては基礎体温、ホルモン負荷試験、血中ホルモン測定などがあげられる。卵管因子としてはクラミジア検査、特に子宮頚管抗原、血中抗体価の他子宮卵管造影が知られている。子宮因子の検査としては子宮卵管造影の他超音波検査やMRIが知られている。男性因子の場合はまずは精液検査を行う。これらの異常が見られた場合はさらに精査を進めていく。<br/> <br/> タイミング法<br/> <br/> 原因不明の不妊については、タイミングの不一致である可能性が高いとされる。そのため薬物や外科的手段を用いる方法は母胎への影響がないとはいえないので、はっきりした原因が不明である段階ではタイミング法を指導されることが多い。<br/> 以下のような対処が不妊の改善に対し、有効であるとされている。<br/> 不妊の原因となる薬剤治療や麻薬類摂取を避ける<br/> 過度の運動を避ける<br/> 殺虫剤などの化学物質への接触を避ける<br/> 温度の高すぎる入浴を避ける<br/> きつすぎる下着の使用を避ける<br/> 適度に葉酸・ビタミンC・亜鉛・リコピンが含まれた食物の摂取<br/> 性感染症の治療および回避(→セーフセックス)<br/> 糖尿病・甲状腺機能障害の対処<br/> 運動中の陰嚢保護<br/> 喫煙を避ける<br/> 過度のカフェインやアルコール摂取を避ける<br/> 家族計画によって希望しない妊娠および妊娠中絶を避ける<br/> 気功、漢方薬等の服用。<br/> ただし、性接触の嫌悪による不妊の場合は、本人達がタイミング法をおこなわず、医師にはあたかも実施しているように虚偽の報告がされる場合が多い。<br/> <br/> 漢方で不妊症の悩みさようなら! 不妊症でお悩みの方はTBS「世界のスーパードクター9」に取り上げられた<br/> 銀座玄和堂診療所は<b> こちら </b>からどうぞ!<br/> ------------------------------------------------------------------------<br/> 【PR】どこの携帯からでも国内・全世界の携帯・固定へ1回10円の接続料のみ。<br/> 何時間かけても通話料無料。提供は英国GWN。順次100カ国で運用開始。<br/> <b>確認はこちらから。</b><br/> ------------------------------------------------------------------------